家庭教師の派遣と言われていたけど、実質的には高額な教材の販売ではないですか?

家庭教師の契約を強調しているけれど、実質的には教材の契約に家庭教師の派遣がセットになっているのとほぼ同じじゃないか・・・

家庭教師の契約という内容の電話がかかってきて、自宅に説明に来てもらうということから始まる契約ですが、家庭教師ということを強調しながら、結局のところ、高額な学習教材の契約もセットになってくることになります。

効率的に成績を上げるために、この教材を使って家庭教師の授業をするということを説明されることが多いですが、実際のところ、家庭教師といいながらも、高額な教材の契約が条件になっていることが多いのがこの契約の特徴です。

つまり、実質的には、高額な教材の契約に家庭教師がセットになっているといってもいいでしょう

このことは意外に重要なポイントになりますので、このことを頭に入れながら以下の文章を読んでいただいていいと思います。


「(家庭教師の契約は)途中で中途解約できますのでご安心ください」というセールストークにご注意ください

家庭教師派遣は中途解約できますが、教材は中途解約できなくなる可能性が高いので注意が必要です

教材の金額がかなりの高額な金額になりますので、一般的には、その金額を見ると、契約を躊躇すると思います。毎月の家庭教師の費用にあわせて、ローンの支払いが重なってくると、毎月かなりの金額になりますので当然です。

支払総額を考えるとかなり高額の金額になりますので、多くの方がそう簡単には契約には至りません。

ご両親が契約を躊躇している様子を見て、担当者の方から「(家庭教師の契約は)途中で中途解約することができますので、万が一、途中で解約したいと思われた場合には解約していただいて大丈夫です。」みたいなことを説明されると思います。

でも、これは完全なセールストークのパターンです。

しかも、本来は「家庭教師は中途解約できる(つまり、教材は中途解約できない)」ということですが、そこまで考えるご両親の方はほとんどいないでしょう。

話の流れからすると、中途解約すれば、家庭教師の費用もローンもなくなると勘違いしてしまいそうですが、これはまさに勘違いだといっていいでしょう。

家庭教師は中途解約できる(つまり、教材は中途解約できない)ことが非常に多いので注意が必要です

教材も中途解約できるとは言われていないはずですので、セールストークや話の流れによって、勘違いなさらないようご注意ください。

中途解約した場合には教材の支払いはどうなるのかをその会社にお電話でお問い合わせいただくといいでしょう。


クーリングオフすべきかどうかを判断する方法

1.教材のクーリングオフや中途解約について契約書の記載を確認する

教材のクーリングオフや中途解約について記載してあるところを見てみると、契約後の日数によって教材の代金の返金率のような記載があったり、中途解約の記載がなかったりするかもしれません。

クーリングオフ期間とは、契約の内容を冷静になって確認してこのまま契約をしてもいいかを判断する期間だと言えますので、クーリングオフするかしないか、いずれにしても契約内容を確認することは非常に大切です。

そのためにクーリングオフ期間が設定されています。

2.販売会社に電話をして、「家庭教師は中途解約できると説明を受けましたが、学習教材も中途解約できるのでしょうか?」と問い合わせてみる

契約書を確認してみて疑問に思ったことが出てきたり、よくよく考えてみると疑問に思ったりすることが出てくるかもしれません。

そういう場合には販売会社に電話して問い合わせてみることをおすすめいたします。

家庭教師の契約については、特に教材の中途解約ができるかどうかの確認はしておく方がいいでしょう。

その際には、電話をした日付と時間、電話に出た相手の名前などをメモに残しておくことをおすすめいたします。


家庭教師と教材がセットになっている場合のデメリットやリスクを考えてみましょう

本当にその教材が必要なのかどうか、市販の教材ではダメなのかどうかを考えてみましょう

クーリングオフ期間が過ぎてしまった場合に、教材の中途解約ができないのであれば、家庭教師を中途解約した場合、ほとんど使わなくなった教材そのものとローンの支払いが残るだけです。

高額な教材を3年分も購入することはかなりのリスクがあると思われますが、いかがでしょうか?

途中でお子さんが塾に行きたいと言い出す可能性もあるかもしれません

自分たちが子供の時のことを考えてみると、「〇〇君が塾に行っているから」と言って塾に行きたくなったり、塾を変わりたいということはなかったでしょうか?

自分じゃなくても、そういう友達はいませんでしたでしょうか?

家庭教師の契約だけであれば、途中で中途解約すればいいのですが、教材の支払いがある場合にはそう簡単に塾に切り替えることができません。

そもそも他の家庭教師の会社とも比較してみてはいかがでしょうか?

例えば「家庭教師 地名」で検索してみると、お近くの家庭教師の会社がいくつか出てくると思います。

無料体験をしているところもあるようですので、本当に家庭教師が必要であれば、その中からいくつか選んで問い合わせてみてもいいのではないでしょうか?

お子さんに合うかどうかは派遣されてくる先生によって違ってきますので、一概にどこの家庭教師がいいとは言えませんが、教材がセットになっていなかったり、もしセットになっていたとしても妥当な金額の教材であれば問題はないかもしれません。

重要なことは、あくまでも家庭教師の契約を重視しているか、教材の契約を重視しているか、その会社の経営の仕方じゃないでしょうか?

そういう意味でも、今の契約をクーリングオフして、いくつかの会社に問い合わせをしてみることも必要と言えるかもしれません。


最後に

クーリングオフには期間がありますので、後悔しないように、クーリングオフ期間内に手続きをおすすめいたします

当事務所のクーリングオフの内容証明郵便作成費用やご依頼についてはこちらをご覧ください

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