出会い系サイトを利用した美人局の不倫の慰謝料請求にご注意ください
出会い系サイトを利用した美人局にご注意ください
当事務所では、不倫の慰謝料請求のご依頼ご相談をお受けしておりますが、その中には、出会い系サイトで知り合ったというケースがあります。
そもそも、相手方、もしくは自分が既婚者の場合には不倫になるのですが、出会い系サイトを利用した既婚者と関係を持つのは本当に注意が必要です。
出会い系サイトを利用するのを絶対にしないほうがいいとまでは言えませんが、相手方が既婚者だとわかった場合には、それ以降の連絡を取らないことをおすすめいたします。
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よくある、美人局だろうと思われるケース
1回目は食事のみで終わる
以前、よくあったご相談では、1回目からホテルに行くということが多かったのですが、今は、少し手が込んできていて、1回目は食事のみで終わるということが多いようです。
1回目にホテルに行って、それを相手女性の夫に押さえられるのは、あまりにもできすぎだとも言えますので、最近は、美人局だということを隠すために少し手間をかけているようです。
メールなどのやり取りにも少し時間をかけているようです。
少し手が込んできているということと、そうすることで、会いたいという気持ちやホテルに行きたいという気持ちを高めているのかもしれません。
それと、どのような仕事をしているかなど、男性のことをある程度把握しようとしているのだと思われます。
2回目、または3回目にホテルに行くようにうまく誘ってくる
もしかすると、男性としては、うまくいっていると思うかもしれませんが、うまく行っているのは相手方のほうです。
腹の底では笑っているのかもしれません。
つまり、うまくはめられているわけですが、そのことにはホテルから出てくるまで気付きません。
まぁ、そんなもんです。
ホテルから出てきたところを相手女性の夫と名乗る男性に押さえられる
1回目または2回目の不倫で、相手女性の夫にバレて、すべて証拠を押さえられているという、本当にできすぎの筋書になっています。
この時にやっと、うまくはめられたのが自分だと気付くはずです。
相手女性の夫が冷静に慰謝料の話をしてきます
相手方は、多くの証拠を持っていますので、それを使ってくるということが多いようです。
で、裁判とか、そういう話をしてきます。
本当は、相手方も裁判などになるのは嫌だとは思いますが、男性側にも、このことがバレると非常に困るという事情があることが多く、強気には出られません。
もしかすると、相手方は、それまでのメールや会話の中で、男性側の弱みを把握しておいて、2回目、3回目のホテルに移行していっているのかもしれません。
こういうケースの対応方法
相手方の目的はお金
相手方の目的は、シンプルに、お金です。
男性側が既婚者の場合には、男性にも弱みがありますので、奥さんにバラすと言われるかもしれません。
でも、男性側の妻に事実が発覚すれば、その女性も男性の妻から慰謝料請求をされる可能性があるので、本当は、相手方もそれほど強くは出てこれないと思われます。
しかし、男性側は、たった1回の不倫が妻にバレることの方が大きな問題ですので、何とか慰謝料を支払って、事の収拾を図ろうとします。
まぁ、相手方とすれば筋書き通りです。
男性側、つまり、あなたが精神的に強いのであれば放置しておく
まぁ、こんなにもできすぎていて、筋書き通りの内容であれば(本当に美人局であれば)、相手方も深追いするリスクがありますし、そもそも、その女性も男性側の妻から慰謝料請求される可能性がありますので、男性側の妻にバラすようなことはしてこないだろうとも言えますので、放置するというのも選択肢のひとつかもしれません。
もちろん、自己責任でご判断くださいますようお願いいたします。
相手方からの請求金額をそのまま支払う
まぁ、妻や会社にバレるリスクを回避するということにおいてはベストに近い対応かもしれません。
もちろん、金銭的なことは度外視すればということですが・・・
これについても自己責任でご判断くださいますようお願いいたします。
なお、慰謝料を支払う場合には、先に示談書を交わした後に、慰謝料を支払うようにしてください。
これが最も重要です。
慰謝料の金額を下げてもらって支払う
本来であれば、慰謝料はかなり低い金額になると思われます。
裁判などで争った場合には慰謝料ゼロもあるかもしれません。
でも、そのためには弁護士費用等で50万円程度の金額が必要となる可能性がありますので、そもそも相手方も裁判をしてまで慰謝料を取りたいとは思っていないと思われます。
もちろん、裁判をしてくる可能性はゼロではありませんので、その点はご了承くださいますようお願いいたします。
だからこそ、相手方は、男性の弱みを繰り返し主張してくると思われます。
精神的に強い場合には、それに耐えたり放置しておけばいいのかもしれませんが、なかなかそれも難しいでしょうし、万が一でも、相手方が、男性の妻や会社にバラすようなことをしてきた場合のリスクというか、損害が大きいですので、ある程度の金額に下げてもらって、示談書を交わした後に慰謝料を支払うということです。
その場合の金額ですが、たとえば、弁護士の先生に依頼した場合の弁護士費用を40万円として考えると、弁護士の先生に依頼して慰謝料をゼロにしてもらったとしてもトータルコストで40万円はかかることになります。
自分で相手方とメール等でやり取りする場合には、この金額が基準になると思われれます。
いずれにしても、トータルコストで考えていくということが必要ですので、たとえば、弁護士の先生に依頼して、慰謝料30万円を支払うことになった場合にはトータルコストで70万円程度の費用が必要となります。
かなり高額な授業料となるかもしれませんが、奥さんや会社にバレることを考えると…ということもあるかもしれません。
ケースによっては、慰謝料と弁護士費用を合わせると100万円程度になってしまう可能性もあるでしょう。
だったら、自分で相手方とやり取りして、慰謝料を下げてもらって、示談書を交わした後に慰謝料を支払うということでもいいでしょう。
※なお、ご判断はご自身の責任でお願いいたします。